アスコト。Vol.5 December.2022
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「頼まれごとは試されごと」お客様の生活の中にある困りごとを解決するために て10どうしたら良いかを徹底的に考えて結局辿り着いたのが、これまでも経営理念に掲げてきた「HumanTouch」の精神。この精神に立ち返り、より成熟させていく。これに尽きるのではないかと。そし月に、当社のこれからの指針となる経営理念と行動指針を新たに定めました。イ:以前との大きな変更点や重視している部分はどういったところでしょう?佐:経営理念は「HumanTouch」の精神を追求すべく、よりシンプルに洗練させました。新たな行動指針には、代表の山下が仕事をするうえで長年大事にしてきた言葉を入れたのが大きなポイントですね。山:「頼まれごとは試されごと」という言葉なのですが、これは「お客様の期待値をいかに超えていくか」という心持ちを表したもので、「HumanTouch」を実現していくためのカギとなる精神です。私は昔から、お客様から1つお問い合わせをいただいたら、そのまま1つお答えするのではなく、選択肢を用意して驚かせる。それくらいの提案をするように心がけてきました。今までは講演や会話の中で発していた自分だけの想いだったのですが、今回それをベストコンサルの想いとして会社の軸に置いたことは、当社にとって大変重要な転換点になると考えています。イ:社員の皆さんの反応はいかがでしたか?山:毎朝、経営理念と行動指針を唱和しているのですが、「初めて聞いた」という人や「やっぱりそうか」と納得した人、それぞれいたとは思います。ただ、反発するような雰囲気はなく、むしろすんなり受け入れてくれたように感じました。翌日からもスラスラと唱和していましたし、「皆、もう分かってるんだな」と嬉しく思いましたね。今までも皆少なからずこの精神でお客様に接してきたんだろうと。正直、この言葉を社員に課すにはハードルが高いように感じ、会社の理念に据えることに多少の不安もありましたが、とても良い決断だったと思います。イ:「HumanTouch」の精神を追求していくとは、具体的にはどういうことなのでしょうか?佐:当社はお客様への圧倒的な問題解決を図るため、保険代理業を組織で行っています。時代の変化とともにお客様のニーズも多様化する中、従来のように1人の担当者のみで動いていると、お客様の困りごとに対応しきれない可能性があるからです。営業担当にも得手不得手があります。「できない人が担当するからできない」ではなく「できるようにチームで動く」。それが代理店業を組織で行う意味だと思っています。山:インターネットが当たり前になって、今は誰でも保険や代理店を気軽に選べる時代です。年々、人間経営陣と社外コンサルを交えて数ヶ月かけて「経営理念」「行動指針」を新たに。

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